2017年9月4日月曜日

日本にも「ユニコーン」が増えてきたと思ったら、世界は「デカコーン」の時代になっていた

 昨年末か今年の始めにVCさんの講演を聞いた時は、日本発のユニコーン(売上10億円=1Billionドル、以上で未上場)はメルカリだけと言うことでしたが、いつのまにか日本にもユニコーンがあることがわかりました。(9月1日日経)スパイバーは、慶応大発ベンチャーで山形にあります。時価総額659億円になっているのですね。

 ソラコムは、この前の私のブログでもお話した会社で、KDDIに買収されました。プロファードネットワークスは、自動運転のソフトウェア技術。TBMは、日経によるとTBMが作ろうとしている「LIMEXは、石灰石を活用して紙やプラスチックの代替になる素材だ。木や水や石油がなくても、世界中のどこでも石灰石」とのこと。素材系のベンチャーは、難しいと理解していますが、うまくいっているようです。
 メルカリが書いてないのは、現時点では未上場ですが、上場申請済みだからと考えられます。同社は、時価総額1000億円と報道されています。

 ところが、世界はユニコーンから「デカコーン」の時代になっています。
ユニコーンの10倍の1000億円=10Billionです。日本語の「デカい」と間違いそうですが、Decaはギリシャ語で10の意味です。英語でも通じる用語。
珍しいので「ユニコーン」(一角獣)と命名されたようですが、デカコーンは、角が10本、そんなものないです。単なる言葉の遊び。
 日経の記事のリストでは6社ですが、全部で15社あるようです。ウーバーとAirBnBは、シリコンバレーのベンチャー企業の話を聞くといつも出てくる会社です。メルカリは、未上場会社から外されていますが、ギリギリでデカコーン入りできなかったと言うことになります。
 国別にデカコーン15社のの分布を見ると、米中に偏っています。

「慎重」に起業し「順調」に成長させる日本のベンチャーに比べ、「無謀な」な起業で「爆発的」に成長する米中のベンチャーということが言えそうに思います。
あとは、ベンチャーの数も根本的に違います。
 「無謀」で「超アグレッシブ」な起業を日本で求めるのは難しいかもしれません。お金をだすVCさんが「慎重」だからです。

日本をシリコンバレー化するためには、ベンチャーだけでなく、VCさんも「無謀」で「超アグレッシブ」な投資をすることが大事です。

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